令和2年度第4回農業懇話会のご案内
令和2年11月26日(木)
鹿児島県農業開発総合センター 柿元 一樹 氏
近年、国家戦略に据えられたSDGsでは、生産性向上と生態系の持続が可能な食料生産システムが謳われています。約半世紀前にFAOが定義したIPM (総合的病害虫・雑草管理) は、現在のその戦略を先取りしたものでしたが、農薬偏重を避けつつ経済的にも実現可能な営農を実現するには技術上の隘路が多々あったため、長い間その普及はきわめて限定的でした。ところが、天敵(益虫)利用に関する基礎研究の長年の積み上げや産地での試行錯誤がようやく実を結び,近年では経営的にも実現可能なIPM農業がかなり普及しつつあり、注目されています。
そこで、今回の農業懇話会では、鹿児島県農業開発総合センターの柿元一樹氏をお招きして、IPM技術を導入した営農が経済的にも実現可能となって実際の生産現場で取り入れられいる最新の事例を中心に紹介していただきます
1 演 題 これからの農村政策を考える天敵利用を基幹とした
IPMを農業経営に取り込む
~SDGs時代の実践的害虫管理~
2 講 師 鹿児島県農業開発総合センター 専門研究員 柿元 一樹(かきもと かずき)氏
3 日 時 令和2年11月26日(木)午後2時~4時
4 開 催 方 法 Web会議方式により開催。申込者には、数日前までに
聴講方法案内と招待メールを発送します (定員100名)。
講師の紹介
○平成10年 鹿児島大学農学部卒業
○平成10年~ 鹿児島県蚕業試験場研究員
○平成18年 九州大学大学院生物的防除研究施設
博士課程修了 博士(農学)
○平成18年~ 鹿児島県大隅地域振興局 普及指導員
○平成23年~ 鹿児島県食の安全推進課
○平成26年~ 鹿児島県農業開発総合センター
生産環境部病理昆虫研究室 研究専門員
参加申込先
公益社団法人 大日本農会
TEL 03-3584-6739
FAX 03-3584-0573
E-mail: noukai@dainihon-noukai.jp
氏名,所属先,電話番号、e-mailアドレスをご連絡下さい。